うたらばブログパーツ短歌

うたらばブログパーツ短歌。今回のテーマは「焦」でした。

過去作を当っても一首も該当しそうなものが無いという、苦手な・・・というか普段あまり意識していないらしいテーマで、その分難しかったけど作るのは楽しかった。

あ、因みにブログパーツ短歌というのは今見て頂いているページの右っかわで流れてる・・・、そう、それです。クリックすると「うたらば」のホームページに行けますので良ければ行ってみて下さい。良い歌がたくさん読めますよ。

さて。まずはぼくの投稿歌をざっと並べてみます。

じっくりと煮込む(焦げ付かないように時折そっと愛を注ぎ足す)

間に合うか間に合わないか計算をしているうちに手遅れになる

北風と太陽ならば太陽になってあなたを焼き尽くしたい

トーストの焦げをバターで塗り潰す 嘘は上手につく方が良い

焦点を君に合わせて燃え尽きて灰になるまで見つめていたい

友人を慰めつつも焦げてゆくカルビばかりを目で追っていた

インタビューなんか要らない梅雨なんかいらない早く本番になれ

焦がすだけ焦がして沈みゆく夕陽 昨日も今日も返信が無い

思い出になるんだろうねマルボロに爆撃されたこの絨毯も

青春のアイコンだったポスターで隠した壁の焼け跡こそが

焦らないというかそもそも絶対にウサギなんかと競走しない

信号が黄色の時に右、左どちらを踏むかで決まる人生

あの人の記憶が蘇るたびに繰り返される焦土作戦



以上、今回は13首詠みました。
ほぼ即興で作っているので、今見ると手直ししたいものが沢山あります(汗) あとでこっそり直して再利用しよう。

投稿総数は342首ということでした。前回の「雨」が500首を越えていた筈なので、それに比べるとやや少ない(それでも多いけど)。ぼく以外にも苦手な人が多かったのでしょうか。「焦らす」とか「胸を焦がす」とか、恋歌に繋げられそうなキーワードもあることはあるので、そういうのが得意な人にはやりやすいのかなあ、と思っていたのですが。まあ、「胸を焦がす」はありきたり過ぎていい歌にするのは大変そうですね(笑)

ということで、今回もなかなかの倍率の高さだったのですが、ありがたいことに二首も採って貰いました。

「トーストの~」と「友人を~」の二首です。このページの右上に流れてる・・・、そうそう、それを見ていると定期的に流れるのです。約一ヶ月間ですが。

採用されたのはどちらも「焦がす」歌ですね。自分でも意外ですが、火遊びは得意なのかもしれない(笑)

ブログパーツの歌はホームページからでも投稿できるのですが、それ以外にツイッターからも投稿できるようになっていて、ぼくはそれがとても良い試みだと思っています。大勢の人が同じテーマで様々な歌を作り、それを選者以外の人間も見ることが出来る。当然ながら、選から漏れる歌の中にも秀逸なものがたくさんありますし、なにより、同じテーマの歌をたくさん読んでいくと、自分には思いつかない発想の歌や、似た発想で自分とは逆の結論に達している歌など、ひとりで作っていると出会わない歌に接する事が出来る。とても勉強になります。

というわけでぼくも日々出来た歌はツイッターから投稿するようにしているのです。いつもいつも十首以上になってしまって、「こいつ必死か!?」と笑われやしないかとビクビクしている訳ですが。ああ、必死さ!

次回のテーマは「音」だそうです。ホームページから投稿すれば人目に触れないので初心者でも安心!何か思いついたら試しに投稿してみると良いのです。

昨日の記事にも書いたように最近短歌熱が再燃しておりまして、その大きなきっかけになったのがうたらばへの投稿だったのでちょっと熱くなってしまいました。いろいろ宣伝したので、うたらばから賄賂でも貰いたいくらいです(嘘です)

そういえば何故か今回は全編です、ます調でお送りしました。まあ、そういう気分の夜もあります。では、また。

付記:「友人を慰めつつも焦げてゆくカルビばかりを目で追っていた」が表紙フォト短歌に選ばれました!
ぼくの歌に良い感じの写真を付けてもらってます。ホームページに行って見てもらうと嬉しいです。今すぐブログパーツをクリック!
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最近のあんな事やこんな事など

こんばんは。で良いのかこんにちはが良いのかいつも迷う山本です。まいど。

今日は会社の健康診断を受けて参りました。分かる範囲ではとりあえず現状維持。ただ、矯正視力と体重が若干アップしてました。何故だ!?(特に体重)

後は検査結果待ちですが、まあいつも通り、泣く子も黙る鉄欠乏貧血(医者がドン引きするレベル)ぐらいのもんでしょう。問題なし。

「あ、い、し、て、ま・・・」そこから先が読めなくて視力ゼロって診断された

「獲ります」と宣言されておめおめと獲らせるものか我がシンデンズ

思い切り両手を羽ばたかせたなら軽くならないものか2,3kg

見ないのは見るより怖い血管に針が刺さっていく瞬間を

病院が混雑してた事にしてしばらく空を眺めて過ごす

とりあえず五首作ってみました。うーん・・・、もう少し頑張ります(笑)

閑話休題。

『短歌研究』の読者投稿コーナーうたう☆クラブで月刊賞を頂きました!
賞と名のつくものを貰ったのは小学生の時の作文コンクール以来です。嬉しい。

好きだったとこから嫌いになってゆくその寂しそうな笑顔だとか

もう一首。こちらも佳作でとって貰いました。

ピアニストもしくはぼくの恋人に向いているそのしなやかな指


一度は消えかけた短歌への情熱(的なもの)が再び燃えてきたことが嬉しいです。題詠ブログへの参加も、去年までなら考えられなかった。
ぼくの歌を読んで、「面白い」でも「詰まらない」でも「下手だなあ」でも「何がいいたいか良く分かんないな」でも「ダメ人間め」でも、とにかく何らかの反応が返ってくるのが嬉しい(とはいえこれじゃ賛否否否否否否両論くらいになってないか?)

読んでくれてありがとうございます。これからもゆるーく頑張ります。

あ。近況といえばうたらばのことも書くんだった。まあ、いいや。それは明日書きます。
おやすみなさい。

054:武(山本左足)

武蔵とか小次郎よりも又八に感情移入してしまう日々

053:渋(山本左足)

渋滞はおろか対向車も来ないおとぎの国でするカーバトル

052:世話(山本左足)

世話好きのひとじゃなければラブコメのヒロイン役は務まりません

051:囲(山本左足)

囲碁部からむりやり連れて来たデブに我が相撲部のすべてを託す

短歌結社ネガティヴ活動記録(乱世編・その7)

おはこんばんちは。

井岡一翔と八重樫東のWBA、WBCミニマム級王座統一戦をものの見事に見逃した者です。

完璧に録画予約したつもりが事前番組しか録画してなかったさ。ショックで眠れないので久々に乱世編を書きます。よろしく。

さて。実は先日、瀧本修司のモデルになったT君と会いまして、これまでの間違いやら勘違いやらをあれこれと指摘されたのですが、いちいち訂正していくとキリがないのでとりあえずこのままいきます。十年以上も昔の話なので記憶が不確かになっているところも多いようですが、まあ、基本的にすべてフィクションですので(笑)

ですが一つだけ訂正しておきます。
高校時代、実は、瀧本は片想いの「あの人」に告白していたそうです。という訳で今回はその話を少し。

高校三年の六月。小雨の降る夕暮れに、瀧本は地元の役場前にある電話ボックスから「あの人」に告白をしたのだそうだ。
といっても素直に「付き合ってください」とか、そういう感じではなかったらしい。

実は、高三の頃、「あの人」には付き合っている男がいたのだそうだ。
その彼氏というのが瀧本の友人で、瀧本が長らく片想いに苦しんでいたのは知っていたものの、まさか相手が自分の彼女だとは露知らず、瀧本の事を慰めたり励ましたりしてくれるものだから、なんというか、色々と居たたまれない感じになってしまったらしい。
まあ実際あの頃の瀧本の片想いっぷりたるや、「あの人」の事を考えただけで人目も憚らず泣き出してしまったことがあるほど。よく言えば純情ボーイ。悪く言うのはあえて自重。

なので告白とはいうものの、実際は「気持ちを伝えて、諦めるため」の電話だったのだそうだ。

具体的に「あの人」に何を話したのか、それに対して彼女が何と応えたのか、その辺の詳しい話は残念ながら聞き出せませんでした。取材不足なぼくを許してください。

想像で書いてみようかと少し会話の内容など考えてみたのですが、しばらく妄想した結果「キャー恥ずかしい!」となってしまったので止めます。皆さんも少し妄想してみると良いですよ。青春フィーバーですよ。

なんにせよ、実際はその電話の後も数年間は気持ちを引き摺り続けたわけで、諦めの悪いことこの上ない。まあ、よく言えば一途と言えない事もないかもだけど。

そう言えば瀧本からは訂正の他にいろいろダメ出しもされました。曰く「もう少し瀧本の事を良く書け」、「もっと瀧本の良いところを沢山書け」、「今のままじゃいつも振られてメソメソしてるだけの男みたいじゃないか、もっとモテモテに書け」等々。

要するに「お前は人間が書けていない」という事のようですが、片腹痛いです(笑)

ひとつだけ言っておきますが、ぼくが書くのは「人間」ではなく「ダメ人間」ですので。お間違えの無いようお願いします。ですが今回は瀧本の意に沿うように、なるべくよく言うように心がけました。友達思いだなあ、ぼくは。

そんなこんなで今回はこの辺でお開き。ちなみに次回は瀧本の二度目の失恋話を書く予定。いつも振られてメソメソしてるだけの男だなあ、しかし(笑)

それでは、またいつか会いましょう。ボクシング見たかったなー。
(乱世編その8につづく)

050:活(山本左足)

全ロックファン失望の朝が来る「BECK無期限活動休止」

049:敷(山本左足)

完璧に敷いた布陣を打ち砕きいつかあなたへ王手をかける

短歌結社ネガティヴ活動記録(乱世編・その6)

前回までのあらすじ

「短歌結社ネガティヴ」は世界征服をたくらまないし別に秘密でもない普通の人々の集まりである。
彼らは日々ぐだぐだと無為に時間を浪費しながら、
「短歌出来ないねえ」「んだねー」「作んないとねえ」「んだねー」
などと愚にもつかない会話に勤しんでいるのだ。
これは、そういう、短歌を愛してるっぽいけど色々面倒臭いから
「寝ている間に、いかにも俺が詠みそうな新作を小人さんが作っておいてくれたりしないものか。出来れば五十首連作で。あともろもろ面倒なんで応募まで全部代わりにやってくれないかな。授賞したら式には出る」
という、真面目な人が見たら卒倒しそうな考えを抱いて日々を過ごし、そして結局いろんな理屈を付けて賞とかには応募しないっぽい、そういう駄目人間達の活動記録である。
時間を浪費するのが嫌いな人は、読んではならないのだ!

そういう訳で久々の乱世編。今回からは瀧本さんです。
大体、普段から本名で活動してる人のことをわざわざ偽名で書くことも無いのですが、まあ、何となく。
今回からはあまり長くならないよう、一回あたりの分量を減らそうと思ったのにのっけから訳の分からんあらすじを書いてしまいました。反省はしてます・・・が、後悔はしてません(キリッ)

では本編を。あまり長くならない程度に。

高校時代、瀧本修司は同級生の女の子に恋をしていた。
まあ、別に珍しいことでもありません。暗黒の高校時代を過ごしたぼくにだって好きな人ぐらい居ましたし(片思い以下な感じでしたが)。
無論、瀧本とて当然(?)片思いである。
当時、彼は自分の好きな子のことを「あの人」と呼んでいた。

大体日本語の二人称というのは・・・とか言い出すと話が進まないので割愛するけれど、同じクラスの女の子に対して「あの人」というのはいくらなんでも距離があり過ぎる。10光年くらい離れている感じである。
まあ事実、瀧本にとってはそのぐらい離れている感覚だったのかも知れない。傍から見ていても、思いが成就するなどとはまったく考えていないようだった。

「あの人」に彼氏がいたのかどうか、ぼくはクラスが一緒な訳でもないし興味も無かったので知らないが、どちらにせよ瀧本には、潔く告白して男らしく玉砕するなどという芸当は出来ず、日々彼女のことを思ってはメソメソと眠れぬ夜を過ごしていたようだ。
そして夜毎ギターを掻き鳴らしては吉田拓郎の「明日に向かって走れ」を歌っていたようである。因みに最近失恋した時は古井戸の「ポスターカラー」を毎晩弾き語っていたらしい。成長しないなあ。

さて、高校を卒業した後、瀧本はひとり秋田県の大学に進学した。卒業したら「あの人」を忘れられるかと思えばそうでもなく、夏休みなんかに再会すると意味も無く「あの人」の地元までドライブしたり、そして意味も無く海に沈む夕陽をふたりで眺めて帰ってきたりしたものである。・・・ぼくは何も関係ないのですが。

もちろん、それはそれとして大学時代はいろいろとあったようです。奴は照れて話しやがりませんが。羨ましい事とか妬ましい事とかが、まあ、いろいろと。実に腹立たしい。瀧本みたいなモンが。

そんなこんなで、瀧本の癖に大学をきっちり四年で卒業したまでは良いものの、彼は何と就職活動に挫折してしまうのであった。ざまあ・・・じゃないや、さあ大変。お先真っ暗な瀧本修司の明日はどっちだ!?因みに同じ時期同じように就職活動に挫折していたマニ車☆光の運命は(書きません!)。そして何と、ついに短歌を作りはじめてしまうのか・・・?待て、いつ書くか分からない次回を(倒置法!)
(乱世編その7につづく)

048:謎(山本左足)

最大の謎はコナンの行く先で必ず人が死ぬということ

047:ふるさと(山本左足)

ふるさとは青く輝く星だったガミラス帝国襲来までは

雨の歌

最近いろいろなところで雨の歌を作る機会があったので、昔作った歌を読み返してみたら結構たくさんありました。
折角なので皆さんにおすそ分けします。
梅雨を先取り! 思う存分ジメッとして下さい。

春だった 夕暮れだった 雨だった 「大好きだった」 それだけ言った

隠し事の数だけともる街の灯を掻き消すような土砂降りの雨

歩いても歩いてもなお雨降りの街から今日も抜け出せません

許されていると信じていた日々の終わりを告げる夕暮れの雨

絶望も希望も無くて生温い雨がただただ降っている夜

健康に悪そうな曲ばかり聴く友よノイズの向こうは雨だ

ビニールの傘の向こうに見えているあの世界には手が届かない

シアワセナ・ミライモドキが棲む街は琥珀色した春雨のなか

今どこであなたは何をどのようにどうしているか また雨が降る

笑っても泣いても恋に恋しても死んでもまた生き返っても 雨

長靴を買って貰った次の日の子どもみたいに雨を待ってる

なあもしも俺が一緒にずぶ濡れになれば笑ってくれたか、君は

求愛のダンスあるいは雨乞いの儀式 どちらが正解ですか?

こんな日はふと思い出す君の名に雨冠がついていたこと

月に降る雨に打たれている友に傘を渡してやる術が無い

ささやかな夢を湿気らす夕暮れの雨天コールドゲームのしらせ

思い出によれば毎年雨だった六月二十二日の午後は

地球最後の恐竜が死んだ日もおそらくこんな雨だったろう

永遠に雨を知らずに生きていく深海魚には見えない涙

いつまでもそんなところで雨粒を数えてないで帰っておいで

キリのいいところで20首。
似たような歌を並べると何が良いのか分からなくなる反面、悪いところも隠れて良いな(笑)
ずぶ濡れになりましたか。風邪には充分お気をつけ下さい。
では、ごきげんよう。(BGM「明日天気になれ」/ハナレグミ)

付記:月に降る~をうたらばのブログパーツに採用して頂きました!パチパチひゅーひゅー。錚々たる方々の素晴らしい歌に混ざると不思議と?良い歌に見えて嬉しい。これからも頑張ろう。

046:犀(山本左足)

金木犀が沈丁花へと変わる頃ピンポン星からヒーローが来る

045:罰(山本左足)

罰ゲームみたいに長い坂道を上り続けるだけの人生

044:ドライ(山本左足)

山々にヘッドライトの点滅がSOSを告げる夕暮れ

043:輝(山本左足)

青春はガラスの欠片キラキラと輝くだけの燃えないゴミだ