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駅へ

おばんです。

病気療養中と称して毎日家でゴロゴロしているわけですが、さすがに退屈を持て余し気味の今日この頃。

最近は毎朝10時頃に起床し、コーヒーを飲みながらしばし読書。体調が良ければ午後は散歩したりして過ごしています。なんか、そういう風に書くと優雅な毎日ですね。

体調が良くなるまで酒は飲まないと決めたのですが、その分コーヒーを飲む回数が増えました。読書しながら2杯、散歩から帰って1杯、ブログを書きながらまた2杯、という感じで、勿論今もコーヒーカップからは湯気が立ちのぼっております。旨い。

最近読んでいるのは上田早夕里『深紅の碑文』(早川書房)、千草創一『砂丘律』(青磁社)、そして山田航編著『桜前線開架宣言 Born after 1970 現代短歌日本代表』(左右社)の三冊(『深紅の碑文』は上下巻ですが、上巻はもう読んだので)。

並行して読んでいると頭がパカーンとなっちゃうので、短歌はちょっとずつ。情報量が多くて疲れちゃうので(笑)

『桜前線開架宣言』は1970年以降に生まれた歌人40人の紹介と短歌の載ったアンソロジーです。毎日1人ずつのペースで読み始めて3日目。今日読んだのは松村正直さんのページ。

松村正直さんの第一歌集『駅へ』の刊行は、ウィキペディアによると2001年とのこと。俺が読んだのはたぶん2003年か2004年だと思うのですが、読んだときの衝撃は今でも覚えています。短歌を始めて数年経つのに、自分の思うような短歌が全然詠めなくて悩んでいた頃。なんか面白い歌集ないかなー、と思って図書館で何気なく手に取ったのがきっかけでした。

曇天を支え切れずに縮みゆく電信柱を責める気はない 松村正直

押ボタン式信号と気付かずにここで未来をじっと待ちます

あなたとは遠くの場所を指す言葉ゆうぐれ赤い鳥居を渡る


これらの短歌を読んだとき、俺は(ああ、自分の詠みたかった短歌の完成形がここにある。俺もこういう短歌が詠みたい!)と強烈に憧れたのだが、その憧れが強すぎて、読めば読むほど影響されてしまいそうな気がして、結局その歌集を自分で買おうとは思わなかったし、通読したのもその一回きりだった。

今回、『桜前線開架宣言』で久々に『駅へ』収録の短歌を読んだのですが、やっぱり良かった。俺もこういう短歌が詠みたい!(まるで成長していない…)

フリーターですと答えてしばらくの間相手の反応を見る 松村正直

などのフリーターの歌も多くて、それもまた同じ境遇だった当時の俺にシンパシーを感じさせたものですが、山田航さんが書いている著者の紹介を読んだら「東大卒」、「あまりに有能すぎてすぐに正社員に誘われる~」云々。…、ちっとも同じ境遇じゃねぇな…。

とか書いているうちに、気づいたらコーヒーがすっかり冷めてしまいました。もう1杯淹れ直すことにします。『桜前線開架宣言』はとても面白いのでおすすめですよ。短歌好き必読。『砂丘律』も良いです。すごい密度。読み終わったら感想を書きたい。

そういえば金曜ロードショーのルパンをBGM代わりに流していたのですが、ブログ書きながらだと全然頭に入ってこないですね、やっぱり。一応録画してるから後で見ます。では、また。おやすみなさい。

温かな缶コーヒーも飲み終えてしまえば一度きりの関係 松村正直
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