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推敲

おばんでがんす。

推敲、得意ですか?俺は苦手です。
推敲が上手な人は短歌が上手い、というイメージ。
発想が凡人な俺としては、表記や語順などの工夫でオリジナリティを出すしかないのですが。
何年経っても迷ってばかり。

例えば、以前うたらばブログパーツで採用された次の一首。

履歴書は白紙のままで鶴になる 折るという字は祈るに似てる

この歌は実は結構古くて、10年くらい前に作ったもの。ちなみに、一番最初に思いついた時は次のような短歌でした。

履歴書が書いてるうちに鶴になる 折るという字は祈るに似てる

その後、上の句をちょっと変えて

履歴書は書きあがらずに鶴になる 折るという字は祈るに似てる

になり、更に変化して

履歴書は白紙のままで鶴になる 折るという字は祈るに似てる

になる。ただ、そこで話は終わらない。
この歌を同人誌に発表した時には以下のようになってます。

書きかけの履歴書一羽の鶴となる 折るという字は祈るに似てる

『短歌雑誌ネガティヴ』-8號に載せたもの。一読して分かるように、上の句が字あまりでだいぶギクシャクしたかたちになってます。
もちろんこれは意図的なもの。
下の句「折るという字は祈るに似てる」が、標語っぽいというか決まり文句っぽい感じがして。上の句も定型に収めてしまうと、語呂がいい分スルっと読み流されてしまいそうな気がしたのです。それで敢えて引っかかりを作ろうとしている。

同人誌に載せた時点で、このカタチがこの短歌の最終完成形だという判断。幸いなことに当時の『ネガティヴ』で最高得票数を獲得し、俺の代表作という評価を頂いたのですが。
ですが。
個人的にはその後もずっと迷っていて。

何と言うか、上の句を敢えて崩すというのはちょっとあざといかな、と。ただでさえ一字空けで一呼吸置かせるようにしてある上にそれはちょっとやりすぎかな、と。

で、悩んだ末、うたらばブログパーツに投稿する際には③のほうを選択しました。現時点で、それがこの短歌の完成形という判断です。揺れ動く男心。

正直今でも悩んでます(笑)

普段は詠んだら詠みっぱなしで一々省みたりしないのですが。それだけ、自分にとってこの歌は特別なものなのかなあ、と感じます。

俺はあの履歴書というヤツが大嫌いで。ただそれ故に、履歴書を詠んだ短歌が多いのです。
嫌いなもののほうが歌いやすいのかもしれない。

まあ、①~④のどれを選んでも名作には違いない、と思っているのですが(笑)
いつか⑤を思いつくかもしれない、と、それを何となく楽しみに思ってます。
まだ当分の間は悩み続けるのでしょう。

こういう、無数にルート分岐していく可能性の中から最適なものを見つけ出せる能力が備われば、俺もちょっとは自信になるのですが。
上手い人は皆それが出来ている感じがあるんだよなあ・・・。

まあいいや。酔ったんでもう寝ます。

おやすみなさい。
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