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ルイージ

おばんです。

最近俺がひそかに注目している「うたの日」というサイトがあるのですが、先日、そこで行われている歌会に俺の短歌と良く似た歌が投稿されている、ということがちょっとだけ話題になっていたので、今日はそのことについてちょっとだけ。

投稿されていた短歌はこれ。

もうダメだつくった歌を精液に変えて激しく射精して死ぬ (ヤオ)

うたの日の歌会、12月31日に行われた歌題「歌」に出されたもの。
で、次に載せるのが俺の短歌。

もう嫌だ血液ぜんぶ精液に変えて激しく射精して死ぬ

今年の題詠ブログに出したもの。日付を確認したら11月30日に詠んだものだった。

・・・うん、似ている。

この件に関して、結論から言うと、別に怒ってもないしあまり気にもしていない。ただ、「やるならもう少し上手くやりなよ」とは思う。だいたい歌会の結果「0点」じゃないか!俺の歌を元ネタにするならせめて高得点を取って!俺までスベったみたいになるだろ!激おこ!

とは思っているけれど。

当初の予定では、ここから「本歌取り」の話に繋げていこうかと思っていたんですが、そっちに話を持っていくと話題が広がりすぎて収拾がつかなくなりそうなので、今回は「類似」の話をします。

ちなみにタイトルの「ルイージ」は言うまでもなくマリオの弟。俺はずっと「マリオに類似しているからルイージ」という俗説を信じていたのですが、ウィキを見てみたらどうやら違うらしい。衝撃。

さて。タイトルに込められた伏線を回収したところで(笑)、本題。

俺ごとき好きになっちゃう人なんてセンス悪くて好きになれない (山本まとも)

2012年の7月19日、ツイッターで見かけた歌。この短歌を読んだときの俺の驚きを、たぶん誰も分かるまい。なぜなら、俺もその昔、まだ短歌を始めて間もない頃に、これと良く似た短歌を詠んでいたから。

俺なんかのことを好きになるような人なんかとは付き合えません

・・・うん、似ている。

山本まともさんの短歌の正確な初出がいつになるのか分からないのですが、キャリアからいって俺の歌のほうが出来た時期は古いはず。しかし、俺の歌はどこにも発表していない完全な未発表作なので、勿論、まともさんの盗作云々ということはありません。

年齢も、性格も、生まれ育った環境も違う(たまたま筆名の苗字は同じw)二人が、こんなにも類似した短歌を詠んでいる。そのことが面白くもあり、恐ろしくもあった。

しかし危ういタイミングだったのです。俺はこの歌を結構気に入っていて、たまたま未発表だったものの機会があればどこかに投稿していたかもしれない。
その場合、俺がまともさんの短歌を盗作した、と言われても仕方がないわけです。言い訳できないくらい類似している。

こういうことは、気づいてないだけで他にもたくさんあるんですよ。以前もブログに書きましたが、俺の短歌と他の先行作との類似を指摘されたことは、実は何回もありますし・・・。常習犯だと思われるとちょっと心外で、俺としては自分のオリジナルだと信じて作っているのですが。

もちろん短歌には著作権があります。他人の作品を盗むのは良くない。

しかし不可抗力というのはあるわけです。言い訳ですがw

「日本語で・現代口語で・31文字で」と条件を限定していった時、短歌の長い歴史から言っても、ほとんどの感情は歌いつくされていると言ってもいい。丹念に探していけば、どんな作品にでも類似する歌がひとつ、ふたつは見つかるはず。

だから仕方が無い、という話ではないんです。だからこそ、ギリギリまで表現を吟味して、おそらくは存在しているであろう類似作品との差別化を図らなければならない、という事。少なくとも、類似した表現を用いた先行作の存在を知っている場合は、それを全力で回避していかなければならない、という事です。

・・・まあ、俺はその辺のツメが甘いので散々やらかしているのですが。恥じる。

以前ラジオで伊集院光さんが、「以前の放送で読んだ投稿と同内容のネタを全然別の人が送ってくることがある。これはおそらく盗作という事ではなく、夢うつつで聞いた深夜放送の内容を、自分の思いつきと勘違いして送ってきているのではないか」
というようなことを言っていました。記憶を基にした曖昧な書き起こしなので、多少実際と異なる部分があるかもしれませんが。

昔読んだ短歌、昔見た写真。映画、漫画、アニメ、音楽、お笑い番組etc。記憶の底に蓄積されていったそれらが、ふとした時に浮上してくる。その時、それを「自分のオリジナルなのか、外付けの知識なのか」を判断するのは困難です。

それでも、いやそれだからこそ。決然として困難に挑む。その覚悟が必要なんだと思う。

・・・何度も言いますが、俺はそれが出来ていない。なので、新年の誓いとして。自分への戒め。

ヤオさんは、多分俺の短歌を知っていたんだと思う。それならば、同じ表現を使うのを止めて、あくまでも自分の言葉で歌を詠んでほしかった。そうじゃなければ楽しくないじゃないですか。仮に高得点だったとしても、それはほとんど俺の手柄ですよ。それは詰まらないじゃないですか。
・・・そして低評価だったのも俺の責任みたいじゃないか!激おこ!

先にも書きましたが、俺は実際は怒ってもいないしあまり気にしてもいないのです。ただ、今後も短歌を続けていくのなら、やっぱりオリジナルな表現を目指してほしい。自分の内側から湧いてきた言葉を。それが結果として類似粗悪品になってしまったとしても、それはしょうがないと思うんです。意図的な盗作でない限り。

結局は、本物だけが残っていくんだから。

今回の記事は主に自分自身への戒め。お互い頑張りましょうね。おやすみなさい。
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